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 このホームページは、日本大学法学部の学生を中心として、福島ゼミに興味をもった方へ、ゼミ活動の一端を紹介するために作成したものです。

 福島ゼミナールは都市政策を研究するゼミナールとして、平成15年に開設された17年目を迎えるゼミです。そのため、毎年度が新しい試みをしようと試行錯誤と改良を積み重ねています。 毎年度のゼミ運営とその成果を見直し、次年度にはバージョン・アップするというプラン・ドゥ・チェック・アクションからなるPDCAサイクルの実施に努めています。ゼミナール内の雰囲気は、学問的にはとても自由な風潮であるのが特徴です。ここでいう学問的に自由とは、自分の意見を他人に発表する勇気と、他人の意見に耳を傾けることができる人に与えられるものとゼミ生各自が自覚しています。他人の意見を単に批判したり、中傷するのではなく、なにかを究明しようとするプロセスとしての意見交換が自由闊達に行われます。ゼミナールの時間にゼミ生全員が熱い議論を交わし、一人として、議論に参加しない傍観者であることはありません。

 私は学生がなるべく多くのトレーニング・経験を積み、様々な力を身に付けることを願っています。単なる知識ではなく、様々な局面で発揮できる真の力、応用力の取得こそがこのゼミでの真に得られるものと確信しています。都市政策という材料で、伝統的な料理方法をまねる、そして、その技法を正確に盗む、その後、自分流の創作料理をする。それがゼミのプロセスです。このプロセスで得た力があれば、どの社会でも、あらゆる局面でも自らの力で問題解決、活躍できます。おいしい料理を与えられ、それを食べる人だけから、おいしい料理を自由に作れるひとになることが重要です。そのような人になるには、ゼミ入室時に、非の打ち所ない人間、完全な人間である必要はまったくなく、誰にも期待すらされません。ただ、素直な気持ちがあり、他人のことを自分と同じように思いやる気持ちがあり、なんでも吸収しようとする意気込みが少しでもあれば十分です。都市にはいろいろな人が住んでいます。公務員、企業で働く人たちなどたくさんの人がいます。まちづくりは、いろいろな人が力を合わせていくことが重要なのです。 ゼミにも、公務員希望者のみならず、民間企業希望者もいますが、各人が自分の役割を自覚してゼミに参加しています。官民の就職希望者がゼミ活動を共にすることで、それぞれが多角的な視点を身につけることでき、新しいセンスの公務員、新しいセンスのビジネスパーソンを  輩出しています。ゼミを通じて、自主自立の精神、光る個性、他人を思いやる気持ち、そして日大生として誇りを涵養し、将来、社会で活躍をすることを祈念してやみません。 さあ、まずはゼミで一歩を踏み出してください。あなたの力はまだまだ伸ばすチャンスです。


平成23年11月吉日 福島康仁
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